金属と通電中AC電線の探知

間柱探知に関しての情報を当サイトの 「トラブルシューティング Q&A」 または 「よくある質問」 ページでご覧になっていれば既にご存知かもしれませんが、探知の最初の基本的ステップはまずスタッドセンサー™ を調整 (カリブレーション) することです。このステップが何故そこまで重要なのか、また、どうして電源を入れて即座に使えないのかと考えてらっしゃるかもしれません。

もし全ての壁が同じように造られていたら、確かに壁裏探知はその通りのやり方で充分対応できるでしょう。残念ながら、現実的にはそれぞれの壁は皆異なる木材、石膏ボードの厚み、塗装タイプなどの様々な要素で構成・配合されています。間柱探知器が壁を見通してどこに間柱があるのかを検出するには、まず間柱を他の要素から差別するため、探知器のセンサーが壁の現状をどのように捉えているのかを把握する必要があります。スタッドセンサー™ 探知器を裏に何も無い壁上で調整 (カリブレーション) すると、その壁の厚みと素材の密度が計測されるほか、湿気や温度、さらには手からの軽い電気計測なども登録されます。これらは全て計測結果に影響を及ぼします。

Zircon® 社の間柱探知器はとても精密で、間柱探知の際、最も正確な計測が得られるように造られています。でもこれは同時に、壁表面、周辺の湿度、静電気の蓄積、または本体上の手の動作や置き方などの変化が直接計測結果を左右することも意味します。でもご心配は無用です。取扱説明書に従ってご使用いただければ、必ずやご希望の計測結果が得られるはずです。

ステップ 1

ステップ 1

当社製品に搭載されている金属、電線の両探知機能は、「相互カリブレーション」で、探知標的に応じて感度をカスタマイズできるよう設計されています。標的が壁から遠い、または深い位置にある場合、製品を最高の感度に設定し、探知が正しく行われるようにする必要があります。でも標的が大きかったり、壁に近い場合は、この同じ感度が今度は実際の位置よりもかなり広い範囲を検出することがあります。この時は下記のステップに従って検出範囲を狭め、標的の探知を容易にすることができます。

金属探知、または電線探知の際、最高の感度で探知をするには、まず本体を空中で調整します (役立つヒントNo. 2 の 「何故カリブレーション (再調整) が大切なのか」をご覧下さい)。モード切替スイッチの「金属」または「電線」モードを選択し (探知標的による) 、探知をする壁面から離れた場所でON/OFF スイッチを押して電源を入れ、そのままカリブレーションが完了するのを待ちます。その後、スイッチを押したまま本体を壁にピッタリと付け、走査を開始します。

ステップ 2

ステップ 2

金属物や通電中の交流電圧電線に近付くと、液晶ディスプレー画面上中央のバーの本数が増加します。検出されている探知標的からのシグナルが特に強い場合は、音が鳴り、SpotLite™ (スポットライト) 指示システムが点灯します(図1)。でも、これが標的の真上だとは限りません。製品の感度が探知をしている周囲の状況に対してかなり高い場合、実際の標的から約10cm 離れた位置からでもシグナルを感知・検出します。一番シグナルの強い位置に印を付け(画面上中央のバーの本数が最大値に達する、または製品の警告システムが作動する箇所)、警告システムが停止する、または画面上のバーの本数が減少し始めるまで、同じ方向に向かって壁の上をスライドし続けます。同様にして逆方向にも走査をし、印を付けます。

こうして、探知標的を取り巻く「地帯」の両端を示す二点に印が付きました。探知標的の金属または交流電圧はこの二点の間に存在する筈ですが、これよりもさらに精密な探知結果をお望みの場合はリカリブレーション (再調整) をして、この二点の幅をさらに縮めることができます。

ステップ 3

ステップ 3

印を付けた二点のどちらかの真上に本体を置き、電源を入れます (図2)。これで探知標的である金属または交流電圧線付近で調整が行われるため、探知の際の区別作業がさらに綿密になり、標的の位置確認もさらに正確になります。最初の走査同様、本体を標的の『中心』に向けて壁上をスライドさせ、警告システムが作動し始める位置で印を付け、動かし続け、警告システムが停止する箇所でさらに二点目の印を付けます。これで二つ目の、さらに狭められた標的「地帯」が確認できました。標的の金属、または交流電圧線はこの二点の中心にあります。

上記のステップは、お好きなだけ、または必要に応じて何度でも繰り返していただけます。製品が金属標的や交流電圧線に近ければ近いほど、標的に対する区別機能がさらに効率よく作動し、さらに正確に探知を行うことができます。

金属探知器の選び方

木製の梁・間柱と金属物の両タイプの標的を探知するツールが必要な時は、是非当社のマルチスキャナー™ 製品をお試し下さい。この強力な工具は金属探知専用のモードが搭載され、鉄金属 (磁性) を壁から75 mm の深さまで探知します。このタイプの金属には、鉄筋、鉄管、根太・梁用ガードや梁・間柱の保護プレート等が含まれます。

マルチスキャナー™ よりもさらに強力なツールが必要な時は、是非金属探知専用のメタリスキャナー™ をお試し下さい。金属探知のみを目的として設計され、壁から最高15 cmの深さまでの金属を探知できる頼もしい、金属探知には欠かせないツールです。

Zircon® の金属探知器があればこういった作業が簡単に行えます。

  • コンクリート内の鉄筋の検出
  • ラスとしっくいの建築様式で使われる、木製ラスを間柱に固定するための釘探し (金属網が無い場合)
  • 木製と金属製の梁・間柱の区別
  • 再利用木材中に埋め込まれた金属物の検出
  • 換気ダクトの探知
  • 梁・間柱の保護プレートの検出
  • 釘やネジの探知
  • 金属製導管の探知
  • 配管やガス管の探知


スタッドセンサー™ Pro LCD
壁から最高75 mm の深さまで探知 (鉄金属の場合)


マルチスキャナー™ i320 OneStep™
壁から最高75 mm の深さまで探知 (鉄金属の場合)


マルチスキャナー™ i520 OneStep™
壁から最高75 mm の深さまで探知 (鉄金属の場合)


メタリスキャナー™
m40

壁から最高100 mm の深さまで探知 (鉄金属の場合)


メタリスキャナー™
MT 6

壁から最高150 mm の深さまで探知 (鉄金属の場合)