エラーを最小限に防ぐには

検出された間柱は本当に梁や間柱なのでしょうか?

間柱探知器を正しく使うには、まず探知を行う表面をくまなく走査し、探知器が反応する箇所に全て印を付けます。探知器は壁裏の密度の変化を感じ取るため、梁や間柱以外の物質も表示されます。こういった物質が壁に近い場合は、この傾向はさらに強くなります。探知が反応を示す全ての物質が梁や間柱とは限りませんのでご注意下さい。

1. 通常間柱は一定の太さでできており、その柱同士の距離の間隔も一定しています。国によってはこういった建築標準が違うことがあるので、その地域に基づいた建築コードや標準慣行を調べ、正確な測定値を確認してください。間柱がどのぐらいの太さなのか、そしてどのような距離間隔で置かれているのかを知ることによって、間柱をそれ以外の物質から区別しやすくなるため、さらに正確な探知が行えます。
2. 間柱は、窓の上下やドアの上以外は、通常床から天井まで通っています。
3. 壁上の幾つかの異なった高さで探知を行ってください。導管やその他の物質の場合、間柱のような床から天井までの一貫した結果にはならないはずです。
4. 金属モードに切り替えて (お買い上げのモデルに搭載されている場合) 上下に走査し、検出した物質が実際に間柱かどうかを確認できます。

  • 金属モード内で、床から天井までの一貫した探知結果が出た場合は、恐らく金属製の間柱か金属管です。
  • 同じく、床から天井まで一定の距離間隔で金属反応がある場合は、恐らく石膏ボード用のネジが打ち込まれた木製の間柱です。
  • 縦方向に何の金属反応も無い場合は、恐らくプラスチックパイプまたはプラスチック製の導管です。

5. 間柱は通常4cm 程の幅でできていますが、湿気やその他の素材の影響で実際の幅と違った数値で検出されることがあります。でも全ての間柱は一定の幅でできているので、もし壁裏にある全ての間柱からそれぞれ違った探知結果を得た場合は、探知された物質は間柱ではない可能性があります。
6. 常に初めの走査には「浅」モードを使用してください。このモード内で何も検出されなかった場合は、「深」モードに切り替えて走査を続けてください。この時、探知された物質が実際に間柱かどうかを確認する作業は慎重に行ってください。
7. 配管の通った壁では充分に注意をしてください。例えば、リビングルームや居間の壁はバスルーム、または洗面所に繋がっている場合がよくあり、流しやシャワー、またはトイレ用の配管が設置されていることが少なくありません。