何故カリブレーション(再調整)が大切なのか

間柱探知に関しての情報を当サイトの 「トラブルシューティング Q&A」 または 「よくある質問」 ページでご覧になっていれば既にご存知かもしれませんが、探知の最初の基本的ステップはまずスタッドセンサー™ を調整 (カリブレーション) することです。このステップが何故そこまで重要なのか、また、どうして電源を入れて即座に使えないのかと考えてらっしゃるかもしれません。

もし全ての壁が同じように造られていたら、確かに壁裏探知はその通りのやり方で充分対応できるでしょう。残念ながら、現実的にはそれぞれの壁は皆異なる木材、石膏ボードの厚み、塗装タイプなどの様々な要素で構成・配合されています。間柱探知器が壁を見通してどこに間柱があるのかを検出するには、まず間柱を他の要素から差別するため、探知器のセンサーが壁の現状をどのように捉えているのかを把握する必要があります。スタッドセンサー™ 探知器を裏に何も無い壁上で調整 (カリブレーション) すると、その壁の厚みと素材の密度が計測されるほか、湿気や温度、さらには手からの軽い電気計測なども登録されます。これらは全て計測結果に影響を及ぼします。

Zircon® 社の間柱探知器はとても精密で、間柱探知の際、最も正確な計測が得られるように造られています。でもこれは同時に、壁表面、周辺の湿度、静電気の蓄積、または本体上の手の動作や置き方などの変化が直接計測結果を左右することも意味します。でもご心配は無用です。取扱説明書に従ってご使用いただければ、必ずやご希望の計測結果が得られるはずです。